一部のがん治療では有効とされていた粒子線治療の効果(メリット)が評価できないなんて、何が起きてるんでしょうか。治療費300万円。高額な治療費ですが、外科的手術が無いので患者の身体負担は確かに少ない。記事では”前立腺がんなど一部のがん”への効果と記載されているが、じゃ、そのほかのどんながんに効果があったのか? 2万人も治療された方がいるということも少しびっくりですが・・・。600億の治療費という単純計算・・・。
各地で当該施設は増えようとしていますが・・・。
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がん粒子線治療、データ不足で「優位性示せず」
2015年08月09日 09時12分
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国の先進医療として約300万円の自己負担で行われている、がんの「粒子線治療」について、日本放射線腫瘍学会が「前立腺がんなど一部のがんでは、既存の治療法と比較できる十分なデータが集められず、優位性を明確に示せなかった」と、厚生労働省の有識者会議に報告した。
粒子線治療は、「重粒子線」や「陽子線」という特殊な放射線を用いたがん治療。体の特定の部分に強いエネルギーを集中させられる特徴があるが、巨大な装置が必要で、国内では放射線医学総合研究所(千葉市)など13施設が行っている。
2001年、先端的な医療に一部保険診療との併用を認める先進医療に認定された。以後14年間でこの治療を受けた患者は2万人を超えるが、手術や他の放射線治療などと比較できるデータが足りないと指摘されており、厚労省が学会に提出を求めていた。
2015年08月09日 09時12分 Copyright © The Yomiuri Shimbun